無肥料栽培ことはじめ
そもそも、無肥料栽培ってなに?
というところからはじまったぼくですが、これから月に1回9カ月にわたる講座で学んだことを今後実践するための備忘録として、残しておきます。
前回第1回目の記事はこちら
今回から本格的な講座開始。岡本よりたかさんが講師として登場!
岡本さんは元々IT業界に身をおいていたということで実践で得た知識・知恵を論理的に説明してくださる。深みのある説得力、目からウロコです。
今回の講座で特に印象に残ったのは、
・そもそも植物はなにからできているか
・ミネラルの循環
この2点について書き残しておきます。
・そもそも植物はなにからできているか
ざっくりと植物は
・炭水化物
・ミネラル
の3つから作られている。
(実際の講座では化学式など用いてきっちりと説明してくださりますが、あくまでざっくりと。。)
炭水化物とたんぱく質は植物自身が光合成をすることで作られるが、
ミネラルは作り出すことができない。
つまり、人間が植物を育てるうえで考える(手を加える)のはいかに
ミネラルを植物に与えるかというところ。
では、植物はミネラルをどこから吸収するかというと、、根っこから。
つまり人間は土づくりに集中すればOKということ。
どんな土にしたら良いのかというところで出てきたキーワードが
『団粒化』
植物がミネラルを効率よく吸収することができる状態が土の団粒化。
(土づくりはこれに尽きるとも思った。)
どうやって団粒化状態の土を作るかというのはまた追い追い。。
このあと、午後の畑で団粒化状態の土を触ったけど、ホロホロ状態の土だった。
さわっても手が汚れないのであります。
ミネラルの循環
ミネラルの重要性がわかったところでミネラルはどこから来るのかという話へ。
ミネラルはどこから来るか、、、答えは海から。(卵が先かニワトリが先かという話だけれども)
海の底に沈んでいたミネラルが、地殻変動により隆起して山を形成する。
そして、山へと移動したミネラルは雨で流れて、高地から低地へと広がって
川や地下水へと流れ込みやがては海へ行き、沈みまた海底へ…。
いま山や森、畑にあるミネラルもやがては海へと巡り巡っていく。
(悠久の時を経てミネラルは地球を循環しているのでした。壮大な地球という惑星としての時間軸の捉え方にハッとなった瞬間)
午前中はしっかりと座学。
そのほか
・そもそも植物はなにからできているか
・ミネラルの循環
・土はどうやってできているのか
を学んだところでお昼休憩
〜畑の設計について〜
午後は畑へ。
これから畑をはじめる時、畑を設計する時に
まず見るべきポイントは、畑の地形、それから風の流れを知ること。
・地形について
植物を育てるうえで大事なのはその土地が乾きやすいのか、水が溜まりやすいのか。
土地の状況に合わせて育てる野菜を決める。
・風の流れを知る
強い風が吹く方向を見極めて、防風すること。
なぜかというと、風が強いと植物は風に負けまいと抵抗して茎を太くしようとする。そうすると、茎に栄養を使ってしまい果実に栄養が回らなくなってしまう。
そのほか備忘録
・きゃべつは外側の葉を青虫に食べてもらうことで窒素を供給する。
外側の葉→青虫→青虫の糞→土→キャベツ
上記のようにキャベツの周りでも小さな循環が起きている。
その他の植物でも同じ様に昆虫との共存がある。
・植物は水やりで病気になりやすい。
水やりの時に気をつけるポイントは
水の跳ね返りに注意すること。水の跳ね返りにより雑菌が葉に付着してしまい病気になることが多い。
・岡本さんが緑肥として育てるのは
イネ科はソルゴー、マメ科はヘアリーベッチ、キク科はマリーゴールド、アブラナ科はからし菜。
・農薬についての理解
農薬は太陽光で分解する。(無毒化する)
(いままで何も知らずに農薬は悪って感じに嫌って恐れていたけど、
調べてみると必要以上に恐れすぎていたのかなと思った。)
http://www.jcpa.or.jp/qa/a2_05.html
最後に
講座での目標を書き残して有言実行するために
・パーマカルチャーを実践していく
自給自足の第一歩としてまずは自宅の食料自給率を少しずつ上げていく。
今年のうちに無肥料栽培でなにかしら育てる。
・無肥料栽培の概念を取り入れたカードゲーム作る
無肥料栽培で学んだことをカードゲームにして落としこんでカタチとして残したい。
無肥料栽培ならではの喜びや感動、ジレンマなどをゲームに組み込んで、ふだん農に関わらない人でもカードゲームをとおして理解できるようなものを作る。
それでは