土づくりのはじまり

地球のしごと大學の循環農学部に参加してきた。

地球のしごと大學 – これからの 生きる と しごと を創る

 

農家に産まれて、生きてきて、それとなく農業には関わってきたものの、ふわっと感覚的に知っているだけであって、知識として身についている訳ではなかったので一度基本から学びたいと思い申し込み。

 

講師の岡本よりたかさんは無肥料栽培という農薬や化学肥料は使わない農法を実践していて、ぼくがやってみたい方法でもあったのでドンピシャだった。

(ちなみに自然栽培や不耕起栽培、オーガニック農法、、、いろいろな農法があることは知っているけど、それぞれの違いが分からない。。。講座期間中に整理しておきたい)

 

千葉県は佐倉市にて講座スタート

午前中は自己紹介からはじまり、食や遺伝子組み変え作物、種苗法についての動画を見た。(種苗法がこの3月で廃止になるなんて知らなかったー。。)

www.youtube.com

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・・・知っていたことでもいざ映像でみると突きつけられた感じがした。

自分の手で育てた野菜がいちばん安心だなと思うし、そう思えるものを育てていきたいなあああ。

 

午後は畑へ

まず最初にやったのが踏み込み温床というもの。

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ぬか床のような匂いが、、、

これは藁、腐葉土、糠、油かすをいく層にも重ねてミルフィーユ状にして足で踏み込むもの。

すると微生物の力により発酵して温かくなるそうだ。

 

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今回は野菜くずも投入

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温度は20℃を目安に


↑これは気温と湿度を測れる湿温度計。しかも1日のデータを蓄積してあとで確認できるとのこと。便利!

この踏み込み温床の暖かい環境の中、発芽を促すのだそうだ。

 

続いて種まきへ

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野口種苗の種

ポットの土には前もって仕込んであった踏み込み温床の土のほか、ピートモスバーミキュライト、もみ殻くん炭などを混ぜ込む。

 

ポットは10.5cmのサイズを使用。これはポットで発芽させ、ある程度成長したら路地に植え替えできるようにこのサイズを使用するとのこと。

もっと小さいポットや製氷皿のようなポットもあるけど、サイズが小さいと発芽してから路地への植え替えまでもう一度ポットに移し替えなければいけなくなり、植物にとっても土壌中の微生物にとっても負担になるようだ。

 

今回の講座で気づいたこと

よく農業は土づくりが大事と聞くけれど、無肥料農法での土づくりは土の中の微生物を育てる。この感覚が近いのかなと思った。

 

土壌中の微生物にとってより良い環境にしてあげること。微生物が活発になることで植物もよく育つ。それが人間が植物のためにできることなのかな。

土から微生物の声が聴こえるようになったらいいものだ。

 

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菌糸がびっしりのもみ殻たい肥

 

次回は4月7日、この日蒔いた種たちが発芽しているのか楽しみであーる。

 

それでは