カードゲームをつくるということ
ゲームマーケット2018秋を終えたところで
ぼくがどのようにカードゲームをつくったか。の巻です。
今回の新作『キャベツ王国の夏』は、ゲーミフィジャパンさんの
ワークショップに参加してつくりました。
こちらのワークショップは5月から毎月1〜3回ペースで開催され
ゲームマーケット秋に合わせて完成を目指します。
今年で2回目の参加でしたが、
カードゲームをつくる上で
なによりも大切なのは ”強い思い”
これに尽きます。
カードゲームで遊んだことがない人でもつくれる方法を学べます。
希望、野望、要望、、、思い思いのものをカードゲームに落とし込んでいきます。
カードゲームやボードゲームの作り方は色々な手法があると思いますが、
ゲーミフィジャパンさんでのカードゲームづくりの特徴はメッセージを核とした
ゲームの中の世界(ゲームの中でどのような物語になるのか)
と
ゲームの外の世界(ゲームをプレイしている人にどのような世界を味わってもらいたいか)
を深掘りして考えていくところにあります。
(決してゲームシステムやひらめきから作らない。)
深掘りして考えていくことで、自分を見つめ直すことにも繋がったりします。
単純に楽しい売れるゲームを作る。というより、
メッセージを込めた作品を創る。
大切なのは強い思いなのであります。
そして今回、キャベツ王国の夏に向けて考え出したメッセージは
”生きる”と”機能美”
”生長の物語”
”自然は巨大な実験室”
”食べることと生きること”
など、ざっくりとこのようなイメージで構想を練ってましたが、
最終的に絞り込んでいき、”生きる”と”機能美”にたどり着きました。
というのも5月から始まったカードゲームのワークショップと
ちょうど時を同じくして無肥料栽培という農業の講座も受講した
影響があります。
この講座では無肥料栽培を実践している篤農家の岡本よりたかさん
から様々なことを教えていただき、野菜が生きるということ、
生きるための戦略や兼ね備えている機能美などのエッセンスをゲームに込めました。
(またおいおいゲームについて詳しく書きたい。。)
そういえば、前回の作品『みつばちの春』に続きタイトルに季節を入れました。
みつばちの春では花がたくさん咲き誇る春を舞台に
プレイヤーであるみつばちがあわただしく花の蜜を集める雰囲気にしました。
今作は夏です。
野菜がすくすくと育つ夏の様子を想像しながら
ゲームを楽しんでいただけたら嬉しいです。
そのうちネットショップで買えるようになるので、ご興味ありましたら
チェックして見てください。
それでは